「このまま、この仕事を続けていいのかな」
「研究職を辞めたい気もする。でも、本当に転職したいのかわからない」
「博士号まで取ったけれど、この先どんなキャリアがあるんだろう」
そんなことを考えたことはありませんか。
💭 研究者のモヤモヤ
博士号まで取ったけれど、このまま研究職を続けていいのかな。研究以外に転職したら、これまでの経験は評価されるんだろうか?
仕事そのものが嫌いなわけではない。
研究も嫌いではないし、それなりに頑張ってきた。
大学院、博士課程、研究職と進み、専門性も身につけてきた。
周囲から見れば、順調なキャリアに見えるかもしれません。
それでも、30代が近づいたり、任期や転職、結婚など人生の節目を迎えたりすると、
「私は、このまま研究職を続けていいのだろうか」
と立ち止まることがあります。
Marin Careerは、そんな問いから生まれました。
研究職・博士のキャリアは、一本道じゃなくていい
私は大学院で免疫学を研究し、PhDを取得しました。
その後、製薬会社でオンコロジー領域の創薬研究に携わり、Harvard Medical Schoolで海外研究も経験しました。
研究、企業、海外。
環境を変えるたびに、私自身も何度も、
「この先、私はどうしたいんだろう」
と考えてきました。
研究者のキャリアについて考えると、つい「正解」を探してしまいます。
- 研究職を続けるべきか
- アカデミアに残るべきか
- 企業へ転職するべきか
- 研究職から別職種へキャリアチェンジするべきか
- 海外へ行くべきか
- せっかく身につけた専門性を守るべきか
でも、さまざまな環境を経験する中で感じるようになったことがあります。
キャリアには、誰にでも当てはまる一つの正解はありません。
研究を続けてもいい。
企業へ移ってもいい。
別の職種へ行ってもいい。
海外へ挑戦してもいい。
一度選んだ道を、途中で変えたっていい。
キャリアは、一本道である必要はないと思っています。
「研究しかしていない」は、本当に弱みなのか?
💭 研究者のモヤモヤ
研究しかしてこなかったので、一般企業で通用するスキルがない気がします。
大学院生や研究者からキャリアについて相談を受けていると、実際によく聞く悩みです。
🌿 Marinのひとこと
「何を研究したか」だけでなく、「研究を通じて何ができるようになったか」に分解してみると、見えてくる強みはかなり変わります。
研究経験を細かく分解してみると、本当に「研究しかできない」のでしょうか。
研究では、
- 正解のない問題に仮説を立てる
- 膨大な文献から必要な情報を探す
- データを分析して意思決定する
- 失敗の原因を考え、次の実験を設計する
- 専門的な内容を他者へ説明する
- 国内外の研究者と協働する
- 長期的なプロジェクトを進める
といった能力を日常的に使います。
これらは、研究室の中だけで使える能力ではありません。
問題なのは、研究者に価値がないことではなく、
自分の研究経験を、研究室の外でも伝わる言葉に翻訳できていないこと
なのかもしれません。
研究職から転職したら、専門性は無駄になる?
💭 研究者のモヤモヤ
せっかく博士号まで取ったのに研究職を辞めたら、これまで積み上げてきた専門性が無駄になりませんか?
この不安も、とても自然だと思います。
「ここまで研究してきたのだから、研究職を続けなければもったいない」
そう考えると、別のキャリアへ動くことが怖くなります。
でも、専門性を活かす方法は、自分自身が研究を続けることだけではありません。
製薬・ライフサイエンス領域だけを見ても、研究開発以外に、
- 事業開発
- メディカル
- 薬事
- 知的財産
- マーケティング
- 新規事業
- サイエンスコミュニケーション
など、科学的なバックグラウンドを活かせる仕事があります。
さらに視野を広げれば、コンサルティング、教育、スタートアップなど、研究経験を別の形で活かすキャリアもあります。
🌿 Marinのひとこと
専門性は、自分を一つの職業に縛るものではなく、選択肢を広げるための資産です。
「研究職を辞めたい」と思ったら、転職活動の前に考えたいこと
💭 研究者のモヤモヤ
もう研究職を辞めたいです。とりあえず転職サイトに登録した方がいいでしょうか?
「研究職を辞めたい」と検索するほどつらいとき、すぐに求人を探したくなるかもしれません。
でも、その前に一度だけ考えてみてほしいことがあります。
🌿 Marinのひとこと
「研究を辞めたい」のか、それとも「今の環境を変えたい」のか。まず、この2つを分けて考えてみてください。
たとえば、
- 給与や待遇を変えたい
- 今の上司や組織が合わない
- 任期付き研究員で将来が不安
- もっと社会に近い仕事がしたい
- 研究以外の仕事も経験したい
- 海外で働いてみたい
これらはすべて「研究職を辞めたい」という気持ちにつながる可能性があります。
でも、必要な解決策はまったく違います。
研究自体が好きなら、別の研究室や企業研究職へ移る選択もあります。
研究から少し離れたいなら、専門性を活かせる別職種を探す方法もあります。
まったく違う仕事に挑戦したっていい。
「転職するかどうか」を決める前に、「何を変えたいのか」を知ること。
それが最初の一歩です。
30代になる前にキャリアを決めなければ、もう遅い?
💭 研究者のモヤモヤ
博士やポスドクをしていたら30代が近づいてきました。今から企業へ転職したり、異業種へ行ったりするのは遅いでしょうか?
博士課程やポスドクを経験すると、同世代より社会人経験が短いことがあります。
そのため、
「30代から転職しても間に合う?」
「ポスドクから企業へ行くのは遅い?」
「今から異業種へ行ったら、これまでの経験が無駄になる?」
と焦ってしまうことがあります。
でも、年齢だけを見てキャリアを決める必要はありません。
重要なのは、
- これまで何を積み上げてきたのか
- それを次の環境でどう活かせるのか
- これから何を身につけたいのか
この3つを整理することです。
キャリアチェンジは、過去を捨ててゼロから始めることとは限りません。
これまでの経験を持ったまま、その経験を使う場所を変えることもできます。
仕事だけではなく、「どんな人生にしたいか」から考える
キャリアを考えるとき、会社名、職種、年収ばかりを比較してしまいがちです。
でも、本当は、
- どこで暮らしたいのか
- 誰と過ごしたいのか
- どれくらい働きたいのか
- 海外で暮らしてみたいのか
- 収入をどこまで求めるのか
- 仕事以外に何を大切にしたいのか
- 何だけは諦めたくないのか
そんな問いも、同じくらい大切です。
キャリアは人生の一部だからです。
🌿 Marinのひとこと
「どの会社へ転職するか」を決める前に、「私はどんな人生を送りたいのか」から考えてもいい。
だからMarin Careerでは、
「どうすれば転職できますか?」
だけではなく、
「私は、どんな人生をつくりたいんだろう?」
というところからキャリアを考えていきたいと思っています。
Marin Careerで発信していくこと
このサイトでは、特に研究職・博士・専門職としてキャリアを築いてきた方に向けて、
- 研究職からの転職
- 博士・PhD取得後のキャリア
- アカデミアから企業への転職
- 研究職から異業種・他職種へのキャリアチェンジ
- 研究経験・専門性の棚卸し
- 製薬・ライフサイエンスのキャリア
- 海外研究・海外キャリア
- 女性のキャリアと働き方
- 仕事と人生の選択
について発信していきます。
「研究しかしてこなかった」
ではなく、
「研究をしてきたからこそ、次に何ができるだろう?」
と考えられる場所にしていきたいと思っています。
「このままでいい?」と思ったら
すぐに転職しなくてもいい。
今の研究職を辞めなくてもいい。
まだ、やりたいことがわからなくてもいい。
まず、
「私は今、何にモヤモヤしているんだろう?」
と考えてみる。
そして、
- 今のキャリアで残したいものは何か
- 変えたいものは何か
- 本当は挑戦してみたいことは何か
を一つずつ言葉にしてみる。
そこから、選択肢は少しずつ見えてきます。
キャリアは、一本道じゃなくていい。
研究を続けてもいい。
企業へ行ってもいい。
海外へ行ってもいい。
研究とは違う仕事へ進んでもいい。
一度違う道へ行って、また戻ってきてもいい。
専門性を武器に、もっと自由にキャリアを選ぶ。
Marin Careerは、そのための場所にしていきます。
「このままでいい?」から、自分らしい次のキャリアへ。
研究職を続けるか、それとも別の道に進むか。迷っている時点で、今すぐ答えを出す必要はありません。
ただ、転職という選択肢が少しでも頭にあるなら、一度具体的に考えてみると、自分が本当に変えたいものも見えやすくなります。
一人で考えていると、
「まず、仕事を見つけなきゃ」 「でも、本当にここでいいのかな」 「そもそも自分が何をしたいのかわからない」
と、同じところを何度も行ったり来たりすることがあります。
そんなときは、答えが出ていない状態のままで大丈夫です。
私自身も、博士課程で「ただただチャンスが欲しい」と焦った時期がありました。
だから、転職や就職を勧めるためではなく、
「自分は何に焦っているのか」 「本当は何を大切にしたいのか」 「今どんな選択肢があるのか」
を一緒に整理する時間として、相談してもらえたらと思っています。


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