【研究成果を左右する】研究室選びで大切なたった1つのこと

癌研究

こんにちは!#橋渡し人 ことKyabiです。

皆さんは、大学や研究室選びで重要にしているポイントはなんでしょうか?

研究テーマでしょうか?ラボへの行きやすさでしょうか?それともCell/Nature/Scienceなどのトップレベルの論文を出している研究室でしょうか?

今回は、私が実際に大学院に進学して実感した、研究室選びの大切な基準についてお話していきます。

結論:研究室選びで大事なのは”指導教員とうまくやっていけそうか?”だけ

結論から言います。

大事なことは「指導教員との人間関係」ただ1つです。これは、あなたが博士課程で論文を書いて行く時に特に重要な指標となっています。

理由を簡単に説明していきますね。

理由1:ボスとの距離が遠いと研究計画の相談がしずらい

まず、あなたが大学院に入った重要な理由の1つは、学位を取ることだと思います。当たり前ですが、学位を取るにはそれなりの研究成果が必要です。研究成果を左右するのは?そう、指導教員とのディスカッションの充実さにかかっています。

ビッグラボならば、あなたを直接指導するのは、教授ではなく助教などのアシスタントスタッフのはずです。助教は研究の進捗を教授に随時伝えます。

この状態で何が起こるかというと、実験して手を動かしているのはあなたなのに、助教がボスとの間に入ることによって研究の進捗報告に誤解が生じることがあるのです。いわゆる伝言ゲームのような感覚です。

実際に論文を提出するか否かはボスが決めます。実験でする中で感じた微妙な気付きや変化は、実際に手を動かしているあなたしかわからないはずです。また、そんな”あれ?”という気付きが、新規性の発見にとても重要な気付きだったりするのです。そんな感覚を、助教が理解してボスに細かくニュアンスを伝えるなんてことはできません。

だから、あなたの研究の些細な気付きや計画の変更など、ちょっとでも違和感が感じることがあれば、それをいつでもボスに言える環境にあることが大事なのです。

理由2:同期やラボメイトなど、人間関係の悩みも素直に伝える関係でないとやっていけない

断言しますが、研究で成果を出すのに大事なのは、研究遂行能力よりも研究室の人間関係です。

ラボの同期や、研究室の先輩との関係がうまくいってないと、まずラボに行きたくなくなりますよね。

実験は個人ワークが中心ですが、試薬の場所や分析機器の使い方など、一人ではわからないことが必ず出てきます。分からないことを助教やボスをいちいち捕まえて聞くなんてことはできません。上司は基本的にめちゃくちゃ忙しいのです。そんな中で、頼りにするべきは先輩や同期なのです。

研究室は閉鎖的な環境なので、もしラボメイトとの関係にヒビが入ったら、その方ともほぼ毎日顔を合わせなければならないでしょう。そんなプライベートな悩みでさえも、指導教員に率直に話せるくらいの間柄でなくてはいけません。

人間関係の円滑さは研究の遂行に直結します。 だからこそ、研究以外の日々の悩みも気軽に相談できるというような人を指導教官に選ぶべきなのです。

まとめ:何度も研究室訪問して、先生のキャラを知ろう

人間関係の円滑さは、研究の進捗に直結します。そして主な理由に以下の2つを挙げました。

理由1:ボスとの距離が遠いと研究計画の相談がしずらい

理由2:同期やラボメイトなど、人間関係の悩みも素直に伝える関係でないとやっていけない

高いインパクトファクターや魅力的な研究テーマに惹かれる気持ちはわかります。しかし、閉鎖的なラボの環境に長く身を置くことを考えると、指導教官やラボのスタッフとの信頼関係がとても重要になります。

これからあなたが就職先や、留学で違う環境に身を置くことになっても、大事なのは

“この人に身を捧げても良いと思えるか?””

“この人とうまく良い関係を築けそうか?”

を、常に考えながら行動してみてください。

その感覚はあなたしか分からないので、何度も研究室見学やインターンを繰り返し、自分の心に素直になって答えを出してみてくださいね。

研究の進め方の細かなハウツーは、下記を参考にしてみてください。

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