こんにちはMarinです。
今日は、大学院生活が辛くなって、休学を止むを得ない状況になった時の考え方についてお話しします。
大学院でなくても、高校や大学で休む状況になってしまった方も参考にされてください。
休学はよくある
大学院まで進んで勉強や研究を熱心にされている方は、真面目で努力家、負けず嫌いな方が多いです。
なので、実験で失敗したり計画通りに進まないことがあると、特に完璧主義の人はパニックに陥りがちです。
それに重なって、研究室のメンバーや指導教員との関係が優れなければ、まず大学に行きたくなくなるでしょう。ラボ内の人間関係については、下記の記事を参考にしてください。
ここで、私の経験を少し話させていただきます。
私はこれまで、学振を面接免除で通過し、腫瘍学研究でトップレベルのHarvard Medical Schoolにも留学し、自分の個性とアイデンティティを磨き上げてきました。博士号を取ってからは、またアメリカにもどり、研究者からさらに一歩進み、VCとしてビジネスとサイエンスの融合を促進させるような橋渡し人材になると夢に描いていました。
しかし、研究が思うように進まなくなり、”3年で必ず卒業させる”という自分で設定したプランが崩れかけていました。また、学振を取ったことで研究に対するプレッシャーも高まり、指導教員の高みを目指した指示に応えられなくなっていきました。また、徐々に研究室のメンバーに対する不信感も高まり、キーボードを叩く音やスリッパで室内を歩く音でさえも頭に響き、偏頭痛を起こしていました。
そして、コロナの状況で実験が完全にストップしてしまい、そこで私の中で何か糸がプツンと切れた音がしました。
そうしてからは、自粛期間中も、そして、期間が明けて実験が再開できた時も、実験や研究に対するモチベーションが何もなくなってしまいました。学校に行くことすら、できなくなってしまいました。
しばらく自分の人生ややりたいことを見直したいと考え、休学するに至りました。
休学する手段を取ることで、自分を責めてはいけない
上記の私の例に挙げたように、休学は”おやすみ期間”です。挫折ではありません。
私は、休学を最初決断して、いきなり学校に行く必要になった時、ニートのような感覚に陥りました。
仕事もしていない。毎日起きて、ご飯食べて、寝るだけ。親や夫は一生懸命仕事をしているのに、私は何もしていない。社会に対して、何も価値を生み出していない、と。
ここで、自分を必要以上に責めないことです。私は、自分の将来やりたいことを見極め、周囲の方に相談した結果、博士は続けたほうがいいというアドバイスをもらいましたが、実際に体が動かないから困っていたのです。そして、私の辛い状況は親や夫などの近しい人にしかわかりません。だから、学校にいけないことで自分を責めてはいけないのです。
道はいくらでもある

今の研究室で上手くいかなかったからといって、諦める必要はありません。
それは、あなたが近視眼的になっているだけで、他にも方法はたくさんあるのです。
例えば、一度就職して、社会人博士としてもう一度挑戦する、とか、今の段階で研究室を変更する、とか。
もしかしたら、今のあなたを必要としている会社に出会う可能性だってあります。忘れないでください。あなたを必要としている人は必ずいるのです。大学院まで進んで研究をしているということは、よほど勉学が得意な人です。だから、今までストレートに受験などをこなしてきた人ほど、研究という予測不可能な領域で立ち止まってしまうことがあります。
一度休学をして、就職やインターン、海外に出る体験をすることによって、視野が広がることだってあります。価値観や考え方が見直され、人脈も広がるかもしれません。今私は何もできていないから、なんて縮こまっているのは勿体ないです。
一見遠回りに見えることだって、あとで振り返ったら、点と点が線になることに気付きます。今は落ち込みの時期かもしれないけど、冬が終われば必ず春が来るように、収束の時期は必ずやってきます。
まとめ
休学は失敗でも、挫折でもありません。自分を責めないであげてください。
今の状況を打破できる時期は必ずやってきます。視野を広げる時期と捉えましょう。
そして、これからは必ず上手く行く、なるようになる、これで良いのだ、と、自分を安心させてあげてください。
大丈夫です。もし迷いや不安があったら、気軽に相談をしてきてください。
(メモ)^^;
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